10月14日から25日まで、スイス、ドイツを旅行してきました。今回の主な目的の一つは、７年前の６月に体験した、Aiger、Manch、Jungfrauの３山を見ながらのトレッキングを再現することです。ただし、季節が異なりますので、どうなることかと思っていましたが、予想もしなかった周り一面が雪のトレッキングとなり、なかなか見られない景色となりましたので、写真と感想を送ります。楽しんで頂ければ幸いです。

Aiger101019-1-1とAiger101015-1の差が分かりにくいかもしれませんが、Aigerの下の部分の白さを見てもらえばよいと思います。


雪のBachalpsee

October 31, 2010

16日から18日まで降り続いた雨も、Grindelwald滞在最終日の前日19日にはやっとあがり、待ちに待ったトレッキング日和となった。2000mを超える高地では当然雪が降り続いたことだろうから、どのくらいの積雪になっているか心配ではあったが、とにかくFirst展望台（2168m）にゴンドラで登ることにした。途中はすっぽりと霧に包まれていた景色も、展望台に近づいたところで、真っ白な雲海の上に真っ青な空を背景に、Aiger（3970m）、Junfrau（4158m）を始めとして、Wetterhorn（3701m）、Schreckhorn（4078m）が、到着した15日の午後と同じようにそびえ立っていた（写真Aiger101015）。違っているのは立っている周り一面が銀世界であることである（写真Aiger101019-2）。幸い積雪は15cm程度とたいしたことはなく、歩いた跡もあるので安心だ。Bachalpseeを目指して出発だ。スタートが早かったため、途中だれ一人として会う人はいない。4000m前後の山々が見えるこの絶景を二人締めしてのトレッキングは、まさに別世界にいるような夢心地だった。案内板には所要時間が50分と書いてあったが、写真やビデオを取るのに大忙しのため、30分ほど多くかかって目的の湖Bachalpseeに到着した。このコースはガイドブックでもよく紹介されており、逆さSchreckhornが写っている写真はよく知られている。しかし、周りが一面の銀世界という写真（Bachalpsee101019-1）は見たことがない。湖畔のベンチで早めの昼食をとり、帰りの途についた。さすがに午後からは、動き出した人も多くいて擦れ違うときに、外国人と思われる人に片言の日本語で、「こんにちは」と声をかけられたりして、楽しい思い出を完結することができました。